本日は、だめ男 (倉田真由美著 だめんず・うぉ~か~)について物語と神話のなかからピックアップします。今回はイアンソンとハムレットです。
さて、だめ男は神話の時代からいるようで、
まずイアンソンという王子さまを紹介します。
これはギリシャ神話に出てくる話です。
このイアンソンはイオルコスの王子なんですが、
故父が国王であったのにも関わらず、王位を継げなかったのです。
王国は叔父のペリアスに奪われてしまうわけです。
さらには、無理難題をつきつけられて金羊毛を奪い取ってくるように命じられてしまいます。
しかもこの金羊毛はコルキスという黒海の果てにある王国で、しかも邪悪なドラゴンが金羊毛を守っているのですから、死を命じられたのと同じなんです。
まあ、ここまでは可哀想な悲劇的な王子です。
そして、イアンソンはアルゴー号に乗って(金はもっているわけですね)、勇敢な猛者どもと旅に出るわけですが、コルキスに着いたら、あっという間に捕まってしまうわけです。
でもこのイアンソンは見た目が美々しかった。
コルキスの王女メディアに一目ぼれされ、助けてもらうわけです。(情けない!!)しかも、金羊毛を取るという難題もメディアに任せてのんびり?悠然としているわけです。
これなど、紐というかホスト的男というか・・・。
メディアに頼りっぱなしなんですね。
そして母国に帰ってきたら、似合わない王位に就きたいと思い、メディアに愚痴ったのか、
メディアが知恵と魔法を使い、叔父のペリアスを殺してしまうわけです。
イアンソンは自ら何かをするというタイプではないようです。状況にまかせ、強要されて仕方なく動く・・・。
イアンソンは王太子であったはずですから、つまり正統な王位継承者だったはずなんですよね。
それが順番が狂って叔父が王位に就いたのは、理由があったはずです。
叔父が横暴という前に、イアンソンがだめ男っ考えるとしっくりきます。
そしてこの究極のだめ男は、まだまだ、だめ男ぶりを発揮します